第2回 薬を飲み続ける?手術する?―その間にあるMISTという選択|かとう前立腺クリニック東京|東京日本橋の泌尿器科・前立腺専門クリニック

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第2回 薬を飲み続ける?手術する?―その間にあるMISTという選択

 

 

前立腺肥大症と診断されると、多くの場合、まず薬物療法が行われます。

しかし、薬を長期間服用していても症状が十分に改善しない、薬を何種類も飲むようになった、残尿が増えてきた、尿が出なくなった、といった場合には外科的治療を検討します。

以前は、「薬で治療を続ける」か「前立腺を手術する」かという選択が中心でした。

現在では、その間を埋める治療としてMIST(低侵襲外科治療)が登場しています。

MISTとは?

MISTはMinimally Invasive Surgical Therapyの略で、身体への負担をできるだけ少なくすることを目的とした前立腺肥大症の外科治療です。

代表的な治療には、

PUL(UroLift)
WAVE(水蒸気治療・Rezum)

があります。

PULでは前立腺を切除せず、インプラントによって尿道を広げます。

WAVEでは水蒸気の熱エネルギーを利用して肥大した前立腺組織を縮小させます。

MISTが向いている患者さんとは?

身体への負担をできるだけ抑えたい方、性機能への影響をできるだけ少なくしたい方などでは、MISTを検討することがあります。

一方で、前立腺が大きい、閉塞が非常に強い、膀胱結石を合併しているなど、患者さんの状態によってはHoLEPやCVPなどの治療が適している場合があります。

「手術を受けるか」から「どの治療を選ぶか」へ

現在の前立腺肥大症治療では、単純に薬を続けるか手術するかではなく、複数の治療方法から患者さんの状態や希望に合った方法を選択することが重要になっています。

「できるだけ低侵襲な治療を受けたい」
「性機能をできるだけ維持したい」
「何度も治療するより、しっかり閉塞を解除したい」

患者さんによって治療に求めるものは異なります。

その希望も含めて治療方法を考えることが、これからの前立腺肥大症治療では大切だと考えています。

文責 日本泌尿器科学会専門医 藤田医科大学腎泌尿器外科客員教授 加藤忍

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